peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

夢のあと〜DISTANCE presented by 本多劇場

本多劇場のオンラインのステージが昨日から始まった。1週間、一人芝居が繰り広げられる。今日はその2日目、小沢道成さんの「夢のあと」が上演される。

チケットの申し込みが終わり、お金を振り込みにコンビニに向かう時、空はとっても青くて、高くて、太陽の光がまぶしくて、久しぶりにドキドキわくわくした。コロナ禍でギスギスしていた気持ちが一瞬でも和らいだ。こんな気持ちになるの、本当に久しぶり。

 

今、19:00過ぎ。

今か今かと開演を心待ちにしているところ。

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チケットはない形で、メール案内だけだったんだけど、新しい演劇の形、可能性を垣間みた気がしている。

本多劇場グループ PRESENTS「DISTANCE」 【Streaming+】

・会場名   : Streaming+

・公演日時  : 2020/06/02(火)  20:00視聴開始

www.shimokitazawa.info

もちろん私は劇場で見る演劇が好き、ライブ会場で観るライブが好き。昔から、その生きた一瞬のために「現場」に赴いた。会場内に漂う空気感や観客の熱気や内側から沸き起こる圧のようなもの、それらは「あぁ私って生きてるんだ」と感じられる私だけの経験となり、活力を与えてくれた。エンターテイメントの力って、私は提供する側ではなく、受けとる側だけども、エンターテイメントが絶対に必要だと思う理由はそこにある。ただただ「日常」を繰り返すだけでも、多分、生きてはいける。今回のコロナ禍で知った。ほとんど外出をしなくても生きてはいけた。けども、それは少なくとも私の人生ではないし、そんな人生は送りたくない。私はチケットを買うことでしか観ることの出来ない現場を大切にして来たし、この先もそうでありたい。この「LIVE」感・観が理解されないことも多いけど、現場厨の私からしたら実際に自分の目で観て、自分で感じて、自分で聞き、解釈したことがどんだけ大切か。それを軸にしていればぶれることもなく、そして後々後悔をすることも、そして誰かを憎んだり、羨んだりすることもない。

本日の主演、小沢道成さんのことを少し。

www.thirdstage.com

私が初めて小沢さんを生で観たのは、2013年の「キフシャム国の冒険」だった。とにかく何って「声」が印象的で好きだった。心の奥底まで届く声。小柄で可愛らしいのに、とにかく声が届く届く。そして演じることが大好きで、演じたい! という熱い気持ちがひしひしと伝わってきた。それから小沢さんの出るTHIRD STAGEを観に行った。(ここ最近は行けてなかったんだけど...)。毎回、違う表情を魅せてくれる。そして根底には演じることが純粋に大好きで何かを伝えたい、という気持ちに溢れた人。大好きな役者さん。

今回の「夢のあと」は完全に新作とか。どんな声で、どんなメッセージを伝えてくれるのか楽しみ。

 

ただ今、19:35。

 

通常であれば開演30分前、劇場に着いて、パンフレットとかを見て、席を確認し、トイレにでも行ってる頃かな。けども今日はストリーム上演。私はワインとおつまみを準備し、BGMは「キフシャム国の冒険」の上演前の曲をかけることにする。f:id:tr_kana:20200602193848p:plain

これを聴くと、紀伊國屋ホールが、森ノ宮ピロティが蘇る。(キャナルシティは行けなかった)。鴻上さんが毎公演いらっしゃっていたのを思い出す。あれから7年が経っているなんて思えないほどに色濃く、強烈に脳裏に浮かぶ。刻み込まれた経験はちょっとやそっとじゃ忘れないし、消えない。音や匂いや場所や声、些細なことであの時を引き出してくる。

人生の深みってこういうことなんじゃないかな。

 

19:45

開演まで15分。さて部屋の明かりを消して、その時に備える。

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