peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

夜の海から大桜へ

父が逝ってしまった。

 

覚悟はしていたけれど、そして頭では仕方ないと思おうとするのだけど、心はうらはらに壊れそうなくらい、悲しい。悲しみと寂しさでいっぱいで、この喪失感をどう埋めていけば良いのか、今は分からない。

 

「危ないかもしれない」と弟から電話をもらったのが3月31日。翌日の夜に帰省した時には既に会話も出来ず、高熱にうなされている父の姿だった。それから1回だけ東京に出て仕事をしたりもしたけど、その他の日はずっと実家にいて、父の側にいた。

約1週間後の夕方。私の目の前で、父の血流が止まり、呼吸が止まり、脈が止まった。それはびっくりするほど、穏やかで静かだった。1分前まで動いていたのに、止まった。完全に。

人の死を目の当たりにしたのは初めてだったし、親が亡くなるのも初めてだったし、父が自分の命をかけて、生きること、死ぬことを教えてくれたんだと思った。

 

亡くなるまでの約1週間。最後、病と闘う父の姿。すっとその瞬間が訪れ、その後の葬儀までの一連の流れ。桜の季節。満開の桜。

 

ずっと頭の中で「夜の海」が流れ、それが「大桜」になった。

この1週間ずっとずっと「夜の海」と「大桜」を聴いていた。

昨日、葬儀が全て終わり、今日約10日ぶりに帰京。東京の季節は桜から新緑へとすっかり変わっていた。緑の木々の下から見上げた青空。

 

私は永遠にファザコン。合掌。ありがとう、お父さん。