peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

ブレンド

ブレンド」と聞くと、混ぜ物とか、混ぜこぜ、純じゃないというネガティブなイメージが私の中ではあった。それは日々の生活もそうだけど、嗜好品にも顕著に表れていて、無意識なんだけど、コーヒーは出来るだけシングルオリジンのピュアな感じを求めていたり、ワインも出来るだけシンプルなものを求めて来た。

それはスタイルとして、余計な要素を省きたい、分かりやすく、シンプルに、といった私そのものの性質が反映されてる気がしていた。

「かなさんらしい」って良く言われるのも、シンプルで、白とか透明で、もしくは単色で、何らかのモチーフがあったとしても、それは柔らかい有機的なものよりも、どちらかというとシャープで無機質なものが多かったりした。すごく概念的だけど、丸○よりも、四角□が好きだったりするのにも象徴されていると思ってる。

 

建築ではル・コルビジュエやミース・ファン・デル・ローエのような「無駄」を極限まで省きシンプルで直線的なものが好きだったり、絵画だとキュビズムエドワード・ホッパーのような現代の具象絵画や私のブログのアイコンにもしているエステバン・ヴィセンのような抽象芸術が好きだったり。

そんなんだから、ある意味、若干(?)「潔癖」な私だった。無駄が嫌いな遊び心のない真っすぐすぎるくらい緊張感のあるものを無意識に好き好んで選んでいた。

 

その辺りをすっきりと卒業し、今じゃ「混沌」や「ごちゃまぜ」に対して耐性もつき、寧ろおもしろがってしまっている自分がいる。

ゴール(美味しい、とか、美しい、とか)のために誰かが知恵と経験を駆使して、絶妙な割合で混ぜ合わせるブレンド

 

人生も同じかもしれない。なんの混ざりっけのない道よりも、多様性を受けいれ、固定しない歩み方の方が味わいがあるのかもしれない。