peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

大切なことを見失ってた

いつから私は見失っていたんだろう。

 

常に快晴で太陽がさんさんと降り注いでいて、曇りの日なんてなくて、ましてや雨も降らない世界に、当然とばかりに身を置いていたから、その大切さ、貴重さに気づけなくなっていた。

 

私にとって舘様はずっと「完璧」を絵に描いたようなパフォーマンスをする人で失敗なんてしない、いわばスーパーマンだった。常に全力で、いつだって素晴らしく、体調悪いとか怪我したとか辛そうとかそういうの観たことなかった。皆のレポをみても大抵そういう内容で溢れていたので、いつの頃からか「神格化」さえしていたんだと思う。半分冗談で半分本気で。私お得意の崇め奉る系。

だから素は実は「すっとこどっこい」だとか、若干(?)話すとおかしいとか、たまに誰も止められないくらい壊れるとか、、、知ってはいるんだけど、無意識に頭の中から排除して来たし、特にポンコツエピソードは完全無視を突き通して、ニコニコスルーを決めていた。そう、私の舘様像にポンコツはない!! だった。

 

先日、三宅くんのラジオに座長が出られた際の話。

ラヂオの日記: 2017年4月24日のラジオ

鳴り物を一人で器用にやってのける舘様について二人が語るところ。

座長が、

本当に宮舘は本当に困ったときの宮舘じゃないですけど、本当にコレどうしようって時に宮舘にいつもお願いするんですけど

って言って、健くんが

職人だね

って返すところ。

一瞬「いや宮ちゃんアイドルだし」って思ったのは置いておいて。座長にこう言わしめちゃう舘様すごい、と同時に「職人」の域に達するまでの努力とか苦労とかそういうのが忘れられがちで、何やっても出来ちゃうのが当たり前すぎて、出来ないことがないのが舘様だなぁって改めて思った。自分でも言ってるけど、何でも出来ちゃうのが長所でもあるけど、何でも出来ちゃうから努力していないようにみられちゃうのが欠点でもあるっていうインタビュー読むたびに「出来て当たり前」という前提って何だろうと考えていた。

出来ないことなんてないのが舘様で、失敗しないのが舘様。

誰がという訳でなく、私が一番そう思っていたし、信じていたし、疑いすらしなかった。思い込み怖い。

こんな変な期待やプレッシャーをかけられて(本人はまぁ気にもしていないんだろうけども)ほんとに勝手だな、自分と猛省。

 

昨日の昼公演のレポを読んで、一瞬、血の気がひいた。

「刀投げ失敗」の意味が分からなかった。

だって舘様が失敗する世界なんてなかったから。バスケのダンク失敗とか、大縄跳び失敗とかはあるとしても、刀投げ? あの刀投げ? いや、ないよね。動揺して、気持ちを落ち着かせるのに時間がかかった。

「人間だから失敗するよ」って冷静に書いている舘様担の方のツイートみて、少し寂しくなった。でもそのおかげで、いかに私にとって舘様は「普通の人間じゃない=失敗なんてしない」だったかを思い知った。失敗がそのまま=ダメだなんてそんなことは私も思っていない。失敗からどう立ち直るか、何を学んで次に繋げるか、そういうのが大切だから失敗はした方が良いとさえ普段なら思っている派。でも。舘様に限っては、本当に舘様に限って言えば、失敗なんてありえないと思っていた。舘様が失敗する世界なんて想像だにしたことなかった。悔しかったろうな。誰よりも、本人が。

一方、あまりに華麗にターンをしたとかで刀投げ失敗した? みたいなツイートも多くて、さすが、って思ったりもしたんだけど。

まさしく、Show must go on.

何が起こるかなんて分からない。頭では知っていたけど、舘様の世界にはないと思い込んでいたからショックが大きかった。

 

なんでここまで意固地に思ってたんだろう。最初はこんなんじゃなかったのに、私。2013年のドリボで初めて「宮舘涼太」という名前を知って、その冬の帝劇で目を奪われて、でもその頃はまだそんなんじゃなかった。2014年、滝沢歌舞伎の托鉢のところの舘様のアドリブは散々だったし、しゃべるとポンコツ出ちゃう、可愛いかった、あの頃は。踊るとカッコいいけど、しゃべると可愛いよねって友だちと良く言ったんだよ。それが。

 

・・・。

 

心のどこかで「誰か」と比較をしていたのかもしれない。曇りがちな世界でたまに太陽が顔を覗かせる世界と、いつも快晴の世界を無意識にてんびんにかけていたのかも。全然、比べる必要なんてなかったのに。違う世界だし、どちらもそれで良いんだし。自分がどちらを選んだのか、というだけで。否定も肯定も必要ない。

今回のことで分かったのは、太陽が当たり前の世界に慣れてしまうと、その幸せを噛み締めたり、気づきにくくなってしまい、結果、大切なことを見失ってしまう罠に陥ってしまう、ということ。

もっと大切に、もっとありがたく、もっとちゃんと観なくちゃ。

 

今日も素敵な公演になりますように。そしてこのタイミングでの観劇に少々ビビってる。とにかく私も全力で観て来よう。