読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

徳俵進之介

徳俵の旦那について思うことをつらつらと書き留めておく。

今年の2幕も驚きと笑いの連続。昨年以上に魂のこもった見事なお囃子の舘様と徳俵の旦那を演じる舘様が同一人物だなんて、、、未だに驚きを覚える。どちらも宮舘くんだって知っているのに、それなのに、毎回観るたびにビックリして、本当に同じ子だよね? と誰にともなく問いかけ、そして感心する。お囃子=徳俵の旦那=舘様だなんてね。

こめかみの血管を浮き上がらせて怒鳴り散し、耳から首筋、首もとまで真っ赤にして台詞をまくしたてる徳俵の旦那。瞳孔開き、眼光鋭く、圧のかかった声で一気に怒鳴る。いたって本人は真面目で真剣なのに、言動が何となく滑稽で思わず笑いを誘う。正直、私は徳俵の旦那が怒鳴れば怒鳴るほど面白くなってしまって(すまん)笑いを堪えるのに必死で。冷静で賢い岡っ引きの林くんを自分では従えているって思っているんだろうけど、実際は真逆で。出来ない上司を持つと大変だよねぇ。

●同心:

江戸幕府の下級役人。所奉行・所司代・城代・大番頭.書院番頭などに属し、与力の下にあって、庶務・警察のことなどにあたった。町奉行の下で江戸市中の警察事務にあたった町方同心が有名。

●岡っ引き:

江戸時代の町奉行所や火付盗賊改方などの警察昨日の末端を担った非公認の協力者。正式には江戸では御用聞き、関八州(関東のこと)では目明かし、関西では手先あるいは口問いと予備、各地方で呼び方は異なっていた。

台詞「ここまで鼠を捕まえられないんじゃ、同心としての名が廃るというもんだ」。同心としてのプライドの高さゆえ、低能な岡っ引きめ、と呆れている設定。この時点で、全て悪いのは部下のせい、とするダメ上司ぷりが露呈。

上下関係では図れない人間性、賢さ、有能さ等々。鼠のテーマの一つだと思われる、美徳は地位や身分に関係ないということがここでも表現されているように感じる。

去年より「すっとこどっこいさ」に拍車がかかった気がするのは、岩本くんが演じた蔵前の九郎次親分が今年はいなくなったためか。蔵前の親分の分まで徳俵の旦那にのしかかってきたのかもしれない、なんて思うくらい、滑稽さが強調されて、役として魅力的になったし、キャラクターとしてもユニークなものになってる。

プライベートでは、恥をかくのが大嫌いで、笑われたり、からかわれたり、上から言われるのがキライな舘様が、この徳俵の旦那をあんなに生き生きと演じている! それだけで感動もん。役を通じて見いだされる舘様の新たな魅力と引き出されるたくさんの強み。そういえば、さっくんのバカ殿役を舘様が演じたらどうなるのかな? と去年思って、いやいや似合わないと早急に結論づけてしまったけど、今年の徳俵の旦那を観ていたら、この人の台詞回しと目力と立ってるだけで圧を与える存在感、なのにすっとこどっこいで若干(?)天然でおバカぽい(「ぽい」だから)ところがあいまって、何ともユニークなキャラになるのでは?! と思うようになった。そう考えると、今年の何となく残念・徳俵さんは宮ちゃんに合っている役かもしれない。さすが座長。

去年の「すの日常」で舘様こう言ってた。

昔からプライドが高く、負けず嫌いで恥をかくことが嫌いでした。

もう少しでまた一つ大人になります。

そろそろ、プライドを捨てて我武者羅になってみるのも悪くないと思いました。(すの日常 20160314)

有言実行。ちゃんと言葉で伝え、そして行動で示してくれる舘様。おバカでダメな上司だけど、何となく憎めないのは、そうね、これを演じているのが舘様だからだよね。だよね、実際にいたらイヤだw