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peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

R.I.P.

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命あるものいつかは限りがあることは分かっている。でも人間だから、欲張りだから、いつまでも「彼」には生きていて欲しかった。今朝方、かつて一緒に過ごしたワンコが亡くなったって連絡があった。前々から長くはないっていう話は聞いていたので、いつかは、、、って覚悟は出来ていたけど、やっぱり魂が吸い上げられていってしまったかと思うと、もう二度と会えないんだと思うと、呆然としてしまって。朝は何も手につかなかった。寂しいとか、悲しいとか、言葉にすると薄っぺらいね。

最後に会ったのは昨年の4月。動物病院のベッドの上だった。目もかなり見えなくなっていて、たぶん頭ももうろうとしたから、彼は私がいたことも分からなかっただろうけど、私が会いに行った翌日に驚異的な回復を見せて、その後退院をしたって後から聞いた。私の役割はそれで終ったって思った。もう会いに行くのは止そうと思った。

私が一番辛い時期、彼はずっと側にいてくれた。何も言わなくても、寝る私の横にずっと寄り添ってくれた。キッチン、お風呂、トイレ、私が動くと彼もピタってくっついてどこまでも着いてきた(掃除の時以外)。私が外出すると、玄関の前でずっと待ってると聞いた。お散歩の時は私の顔をちらちら見ながら先を行った。人間の言葉を良く分かっていたらか、どこに行っても、人の顔を良く見てお利口にしてた。震災の後すぐに彼はパリに連れて行かれ、そして半年以上、検疫の関係上、帰国出来なかった。乗り物に弱かったから長旅辛かっただろうなって今でもたまに思う。

どこまで彼の記憶があったのか分からない。私のことなんてどこまで残っていたのか、いや残っていたのかさえ分からない。人間の都合で、急に会えなくなってしまったけど、実際のところ寂しいという気持ちが彼の中にあったのかは分からない。あったのかさえ分からない。ずっと思っていた、私のことは全て忘れていて欲しいって。彼の記憶の中に何も残しておいて欲しくないって。たぶんなくなっていた。そう思いたい。

生まれ変わったら今度こそ本当に私のもとに来てね。待ってるね。パピヨン、ありがとう。