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peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

六月大歌舞伎(義経千本桜/碇知盛)観劇

歌舞伎ごとが続きます。26日が千穐楽なのにまだ行けていなかった「六月大歌舞伎」の「義経千本桜」第一部「碇知盛」を観劇して来ました。三部制で、第一部〜第三部まで観られたら良かったのですが、泣く泣く一つに絞ることに。第三部の「川連法眼館」は今年の「新春浅草歌舞伎」で観ていたので、第一部の「碇知盛」にしました。

www.kabuki-bito.jp

予習は私の相棒のテキストと歌舞伎会の会報誌「ほうおう」でしっかりして来たし、イヤホンガイドも借りたし、双眼鏡とメモ帳の準備もばっちり(だって私「舞台班」だったんだもの。その辺は抜かりなく 笑)。いやでも周りにメモ帳出しているの私だけだったけどw 元ジャニヲタ的にはメモ帳必須なんだけどね。

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一幕は「渡海屋(とかいや)」「大物浦(だいもつのうら)」で、自分でもびっくりするくらい涙が・・・。まだ「渡海屋」は超いけ好かない、けど剽軽で面白い鎌倉武士にほっこりしたり、笑ったりもしたけど、「大物浦」は一転、平家滅亡の時が一刻一刻と近づく緊迫感に苦しくなって。完全に飲み込まれました。次々と迷いなく海に飛び込む女人や、帝の守護が約束された後に自分の胸に刀を刺して自害する局、そして大きな碇の綱を身に巻きつけ海へと身を投じる知盛。負けたら自ら死を選ぶ時代。負けたらダメなんですかっ?! って思ったり。勇気も気概もプライドもちっぽけな現代人ですよ。

とにかく幼い帝の言葉が涙を誘いました。知盛の「今日の敵は明日の味方」という言葉がこれほどまで胸に迫ることがあっただろうか(いやない)。反語も出ます。要するに参った、です。

知盛・市川染五郎さん、局・市川猿之助さん、義経尾上松也さん。これだけでも豪華ですが、

だ! け! ど! も!

私が最も静かに沸いたのはやっぱり大好き坂東巳之助さんでした♡ あんまり出番なかったけども。もし今後、好きな歌舞伎役者さんを訊かれたら(あまりないけど)巳之助さんだと思いを固めた本日。ボンちゃんLOVE♡

 

二幕は「時鳥花有里」。私の相棒テキストにも説明がなく、これは何だ? 状態で観劇です。幕が開くと、まぁ華やか! 義経千本桜に相応しい桜が咲き誇る美しく賑やかな長唄の舞踊でした。大道具さんの力の見せ所が随所にあって、おぉぉぉって、大掛かりな仕掛けを観るだけでも楽しかったです。

 

歌舞伎って、日本独特の伝統文化ではあるけども、そこで描かれる、表現されているのは、普遍的な人間の心模様だったりして、今みても学べるものだという感動が静かに押し寄せてきています。視覚的にわかり易く、ストーリーも起伏に飛んで、音楽も効果的だし、大道具・小道具をみるだけでも楽しいし・・・何よりそれらを同時代の役者さんが演じられているというのが一番痺れるかな。

 

おまけ。食べ物(って4、5月もやってたな 笑)。

*開演前に、名物の「めでたい焼き」無事ゲット。

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中に紅白のおもちが入っています。私的にはあんこが甘過ぎたけども、名物だから一度は食べとこう。mgmg.

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*幕間には「花篭」で幕の内弁当をいただきました。お食事の事前予約やら何やらは、新橋演舞場で慣れているので全く迷うことなく、歌舞伎座でも出来ました。

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美味しかったです。歌舞伎もだけど食べ物も楽しみの一つなんですね。