peace of mind

私も いつかそこに 辿りつく

卒業おめでとう

彼女は分かってました。

生ガキからカキフライまで。カキをたらふく、スパークリングワインやら白ワインやら。開店と同時に入店し、ゆっくり贅沢ランチ。
「この春はお疲れさまでした!」2人で乾杯。私は敢えて「辞めた」と告げず、普通の会話に努めました。「ロスってない? 歌舞伎どうだった? 初クリエは?」って質問を投げかけ続けて。
これまで職人な林くんしか観たことがなかった彼女にとって、アイドル林くんを観たのはクリエが初めてで、とてもビックリした! とか。歌舞伎、クリエ、悔いのないほど全力で走り抜けたからロスもなく清々しいとか。で、林くんのこと「ますます大好きになったよ」って聞いて、心底良かったと安心しました。

1時間半くらいのランチを終え、カフェへ移動。コーヒーを注文し、マグカップを受け取って、店外のゆったり席へ。で、コーヒーを飲もうとした瞬間、彼女はおもむろに自分のバッグから花束を出してきて
「かなちゃん、はい。卒業おめでとう」
って言ってくれたのです。
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??!!
大好きなシャクヤク!
卒業!?
えーー。知ってたん?!

だってランチの時は何も言わなかったじゃん(T_T) 
私、知らないんだなって思ったから、うっかり口を滑らさないように気をつけようと思ってたのに。言うのは帰る間際にしようって思ってたのに。なんだよー。知ってたのかー。

「ブログちゃんと読んでたよ。かなちゃんの想い、考え、分かるから、だからほんとにお疲れさま」

最近、泣くこと、泣きそうになることがたくさんです。年だからでしょうか。いやステキな仲間がいるからですね。

彼女は
「歌舞伎前に辞めてておかしくなかったんだね。寧ろ良く歌舞伎期間中もっていたなって知ったよ」「林くんのこと嫌いになる前に辞めたのってエラいと思った」って言ってくれて。

私が本気で応援してきたことを知っている彼女は、私がようやくたどり着いた答え、卒業をそのまま受け入れ、祝福してくれたのです。

嬉しかった。すっごく。ありがたいって思った。

林担からしたら私は去っていくモノで。あんな風にブチまけられたの読んだら、面白くないって思っちゃうだろうなって。もしくはイヤ違うよ、こうなんじゃない? とか言われちゃうかなとか。でも仕方ないな、これが私だし、ここに来るまでに全ての力使い果たしてしまったから、もう反論するパワーもないんだよな。って、半分諦めつつ、心のどこかでは言わなくても良いようなことまで書いてしまったかもと少し気になっていたのは確かです。だから身近で良く知っていてくれた彼女の言葉に救われました。(あっブログにコメント下さった方々の言葉にもすんごく救われたんですよ。想像以上に。ありがたかった)

知っていてくれたなら、じゃもう少し話しますよ?(笑)俄然元気になる私(単純)パーソナルな話やら、最後まで書けなかったエピソードなんかも話し、スッキリ! 彼女に私の想いの残りも全部、託してきました(迷惑w)。

最後に。
「時間はまだかかるかもしれないけど(いやかかる)彼はちゃんと前に進んで行ける、良くなる子だから」
と力説する私を冷静に見つめるもう1人の私が囁きました。
「なんでそこまで熱く語れるのに辞めるの? まだ『林担』なんじゃない?」
って。

ううん。担当じゃなくなったからだよ。林くんのこと嫌いになる前に気持ちを切り上げられたから、またこうやって彼のことを穏やかに語れるようになったんだよ。怒りや悲しみや悔しさや虚しさ。そして恥ずかしさや悔いや申し訳なさや罪悪感といったどうにもこうにも処理が難しかった様々な感情が静かにひいて消え、再び穏やかな地平にたどり着けた。ただ私のいる場所は元の場所じゃない。かつての場所から離れたところに私は今立っている。見える景色が違うから。懐かしさがないと言ったら嘘になるけど、もう戻りたくはない。嫌いになりたくないから。遠くから眺めるくらいがちょうど良い。